2007年 冬の雨乞岳

暖冬のこの冬、近くの山には雪が無い。
北向きの沢には少しあるようだがとても雪山とはいえない。そこで滋賀の山、鈴鹿第2の高峰雨乞岳に行ってみた。
鈴鹿スカイラインは冬季閉鎖しているから1号線で鈴鹿峠を越え土山>大河原と進み
鈴鹿スカイラインを西から入り深山橋の横に駐車。
約5kmの林道は車進入禁止なので自転車で取り付きまで行った。
早朝から法面の工事をしていた。
削岩機の音が響く。
こちらは平日に遊びの山歩き。
贅沢な日々だ。
林道は材木の伐採運搬中で重機がふさいでいた。
自転車を手前に置きじゃまをしないよう沢に下りて迂回した。
30分ほど時間のロスだが遠慮、遠慮。
ここが登山口
特に案内は無いが雨乞愛好者には
けっこう知られているようだ。

赤いテープもある。

植林地帯を一気に抜け潅木の林へ
ここから先は鹿の防護柵に沿って登る。
急登数分、雨乞岳の南尾根が見えてきた。
雪が薄くかかっている。
この踏み跡はけもの道でもある。
兎の糞が至るところにある。
残雪も出てきた。
ようやく勾配がゆるくなり
植林地帯の尾根伝いとなった。
雪も増えてきた。
もう標高は800mを越えた。
鹿の足跡が雪面に、
雪の様子は、まるで春の山のように
幹を中心に解け出している。
明るい尾根に出た。
このくらい雪があると楽しい。
スパイク付きブーツが快調だ。
雨乞岳の山頂が見えてきた。まだまだ先だ。
鈴鹿の鋭鋒、鎌が岳
いつ見ても素晴らしい。
西には綿向山
堂々とした1000m峰だ。
清水の頭に向かって尾根がつづく。

今日は青空に稜線が映える。
数年前、来たときは吹雪だった。
でも暖かすぎる。これも地球温暖化か。

亀山のシンボル仙が岳
双耳峰のシルエットが美しい。
清水の頭の平坦な尾根
しかし今日は暖かすぎて雪がやわらかい
ブーツが沈み歩きにくいし何倍も疲れる。
雨乞の北につづく尾根
雪が異常に少ない。
ここで午後1時、頂上まではまだ1時間かかる。今日はここまでにしよう。
でも雪の上を思いっきり歩けたから満足だ。
最後までごらんいただきありがとうございました。 2007年1月30日の登山