安坂山奥の古道 

5月になって良い天気が続く。
連休はどこも人でいっぱい。
山だって例外ではない。
どこか人のいないところへ行きたくなって近場だけどガイドブックにも載らないような低山を選んだ。

2万5千図には点線で細道が描かれているが今はどうなっているのやら。
早朝から車が行き交う新名神を横目で見ながら初めて通るコースに入る。
舗装された林道が続く。
河川も改修されまだ車で入れる一帯だ。
作業小屋だろうか。
今では使う人もいないようだ。
舗装が切れ次第に細くなってきた。
朽ち果てた丸木橋
2-30年前までは山仕事の人たちが往来したのだろう。
道形があやしくなってきた。
谷に沿って奥へ奥へ
もう何十年も人跡未踏地帯だ。
きれいな水も流れ、ここならいつでもテントが張れてキャンプできそう。
ヤブコギで尾根を越えると湿地帯に出た。
足元は沼で危うくひざまで沈みそうになった。
ようやく山仕事の場に出たようだ。
突然のように一軒家を発見。
まだ集落までは遠い。
車もあるし電気も引かれている。

でもわらぶきで変な灯篭まである。
きっと変な人が住み着いたのだろう。

いったん東海自然歩道に出たが再び山道を探索に。
ヤブコギの末踏み跡を発見。
尾根近くに古池があった。
こんな池、地図にも載っていない。
よい山道が続く。
集落も近そうだ。
車道に出た。
雨引山が美しい。
巨大風車なんかいらないよ。

おわり