冬の雨乞岳              TOPページに戻る

鈴鹿第2の高峰、雨乞岳は滋賀の山である。
南から見るとその峰は県境となる御在所岳より大きく滋賀側に位置しているのがわかる。
無雪期なら武平峠から歩けば日帰りで往復できるが冬期には鈴鹿スカイラインが閉鎖される
ので容易には近づけない。
しかし滋賀県側からだとルートを選べば比較的容易にこの山域に接近できる。
冬期に確実に車で鈴鹿越できるルートは国道1号線だけであるがその北にある
安楽越も大雪でも降らない限りたいていの場合冬期でも利用可能である。
滋賀の土山に入ったら北上し大河原から鈴鹿スカイライン(現在は国道477号線と
なっている)を湯ノ山方向に向かう。野洲川ダム湖を左に見ながら深山橋を渡ってすぐに
左に林道へと入り曲がりくねった地道を進む。
橋を渡ったところのT字路を右に進む。やがて分岐点があり直進すれば白倉谷へ
右に橋を渡れば清水平谷に向かうので清水平谷方向に更に進むと道は険しくなり
適当な広場で車を停め後はなるべく緩やかな斜面を選んで左の尾根に向かって一気に登る。
尾根に着けば後は清水の頭へと緩やかな尾根を更に登る。
この辺りは鹿のテリトリーであるが歩行は容易である。
清水の頭を過ぎ急な登りがあるが積雪期だと笹が埋まっていて快適なコースとなる。
やがて南雨乞岳のピークを過ぎ雨乞岳の山頂に到着する。歩行時間は3時間程度だろう。
このコースの眺めは実に素晴らしく綿向山や南鈴鹿の山々が一望できる。
背丈を越す猛烈な笹で難渋する雨乞岳も季節を選ぶと快適な登山が楽しめるのだ。


      
    強風の中、成長した樹氷                      西尾根より綿向山方向を望む

 

 
            清水の頭より南鈴鹿の山々  中央の双耳峰は仙ヶ岳

 

  
    笹が雪に埋まった雨乞山頂                  雨乞岳南峰と鎌ヶ岳


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