架空対談 日米文化けなし合い
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登場人物 京子:推定年齢28歳。アメリカにあこがれて来たものの
        夢破れてすっかり熱も冷めてきたようだ。
        富士子:35歳。もうすっかりしたたかなオバタリアン。
         夫君の駐在で仕方なく家族で渡米したものの
         一日も早く日本に帰りたい族。

       リンダ:27歳。東洋事情に詳しいインテリ。
         もちまえのけなし癖は母親譲りか。
       アンナ:36歳。典型的な米人オバタリアン。
         あまりの口うるさ症で夫君とは離婚寸前らしい。

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富士子:ねえねえ聞いて聞いて、私、きょう頭に来ちゃった。
    バスルームから水漏れがするので大家さんに頼んで修理屋に来てもらったの。
    そうしたら一応直ったみたいで安心していたら今度は前以上に漏れ出したの。
    それで今度は主人に見てもらったらパイプにヒビが入っていたの。
    あの大男きっとばか力で締め込んだんだわ。

京子:私なんかね、ビデオが壊れたので修理に持っていったら3日後に修理できるから
   って言うので今日行ったの。そしたら間違った部品が届いたからもう3日待って
   くださいって。まったくばかにしているわ。

富士子:私もね買った電話機が1ヶ月で壊れたので持って行ったら交換してくれたの。
    そしたらその電話機も1週間使っただけでまた壊れたの。いったいどうなって
    いるの。この国の品質管理は。

京子:あなた安物買ったんじゃない。ここでは日本製を買わないとだめよ。
   アメリカ製なんて安かろう悪かろうよ。
   それにね新品なのに使ったら不良でしたとか気に入らないとかで返品する人が
   多いしそんな怪しい品物がまたしても特売されていることがざらよ。
   とにかく買うほうが注意しなくては。
   お茶にでもして頭冷やしましょう。
富士子:賛成!賛成!

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アンナ:私もう日本人の男性なんてだっ嫌い。
    デパートに入るのに彼らの後についていったら私の鼻っ柱でドアを
    閉めちゃったのよ。まるで自分たちだけ入ったら後は知らないて態度よ。

リンダ:私もね近所に来た日本人にハローって挨拶したのに口をもぐもぐさせて無視よ。
    もう2度と挨拶なんかしてやらない。

アンナ:それにねあの人たちどうして日本人ばかりで群れるのかしら。
    そして行くところといったら飲み屋でグデングデンになるまで飲んで翌日は
    2日酔いよ。そんなら最初から飲まなきゃいいのに。

リンダ:それとどうして皆タバコを吸うの。それもレストランへ入ったとたんに吸い出すの。
    禁煙席じゃないから仕方ないけど料理の味がだいなしよ。シェフに失礼だし不愉快
    だわ。灰皿なんか全部無くしちゃえば良いのに。

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京子:とにかくこの国のサービスはなってないわねぇ。
   私の友人が引越しするのに業者にトラックを借りに行ったの。
   事務所でキーをもらって車置き場に行ったら何とバッテリーが上げっていて
   エンジンがかからないの。文句言いに行ったらその車しか今はありませんだって。
   おかげで別の業者を必死で探す事になって半日も予定が遅れて応援に頼んだ人たちも
   大迷惑よ。

富士子:そんなことざらにあるのよ。日本の感覚でいたらえらい目に会うわ。
    私もね銀行のATMで50ドル引き出したのにレシート見たら何と100ドル引
    き出したことになっているの。銀行に行って文句言ったら訂正してくれたけど
    気づかずにいたら大損するとこだったわ。

京子:そうなのよ。この国で電気代や電話代の料金の自動引き落としが普及しないで
   いまだに小切手をいちいち郵送しているのは引き落としにミスが多いから自分で
   チェックしないとみんな不安だからなのよ。

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リンダ:日本てほんとにマナーが悪いのよ。酔っ払いはところかまわずヘド吐くし道端で
    放尿するしあたり一面タバコの吸殻だらけ。

アンナ:なんでも日本には酒の自販機があるんだってね。とんでもないわ。
    そんなもの置いておくから酔っ払いがうじゃうじゃいるのよ。

リンダ:国立公園がたくさんあるけど行ってみたらゴミだらけで酒くさい男どもが観光バス
    から徒党を組んで降りてくるの。アメリカなら即逮捕よ。

アンナ:友達に聞いた話だけどパーティに来た日本人がバスルームを使った後ドアを閉めて
    いったんだって。そんで誰か使っていると思ってみんながしばらく使えなかったの。
    なにも英語をぺらぺらに話せなんて言わないけど最低限のマナーを覚えてから来て
    よと言いたいわ。

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京子:アメリカ人ってどうして靴のままで部屋に入って平気なのかしら。
   外には犬の糞も落ちているしそんな粉末の着いた土足で上がらないでと言いたいわ。

富士子:そうよね。そんで靴のままでじゅうたんに平気で寝そべるのよ。
    理解できないわ。

京子:スーパーで買い物しても大きなカートを駐車場に置きっぱなしでアルバイトが回収
   しているしその分だけ商品に上乗せされているって気が付かないのかしら。

富士子:だいたい掃除は低賃金労働者の仕事で自分たちはやらないなんて考えているから
    問題なのよ。毎日のゴミの量だって日本の3倍はあるわ。だって皿洗いが面倒だか
    らって紙製品で間に合わすしペーパータオルの使用量だって日本の比じゃないわ。

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アンナ:日本人ってどうしてあんなに車を飛ばすのかしら。ハイウェイならかまわないけど
    住宅地でも歩行者無視よ。

リンダ:日本では狭い道に車がひしめきあってぐずぐずしていたら進まないんだって。
    だから歩行者がいても平気で突っ込んで行くんだって。

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京子:今日ね危うく交通事故を起こすところだった。スーパーから出て本線へ右折しようと
   していたの。そしたら左から右折シグナルをつけた車がきたので当然スーパーへ
   入ると思って出始めたらそのまま直進してきてもうちょっとのとこでぶつかるとこ
   だったのよ。まったくとんでもない奴だわ。

富士子:どうせ整備不良のポンコツ車でしょう。きっとシグナルが右折に出っ放しで止まら
    ないのよ。ここは車検がないから整備不良車だらけよ。相手の方向指示は絶対信用
    したらだめよ。

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アンナ:ねえ日本人ってシャワーを使わないって本当?

リンダ:最近はそうでもないけどお風呂の横に洗い場があって身体を洗った後バスに
    いっぱい入れた湯にどっぷりと漬かるのよ。
    その湯を変えないでそのまま何人も交替で漬かるの。

アンナ:冗談でしょう。他人の入った湯にそのまま漬かるなんてきたなーい。

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京子:アメリカ人ってよくあんなにポップ(炭酸飲料)をガバガバ飲めるわねえ。
   いくらノンシュガーだって健康に良いわけないわ

富士子:それにチーズの食べすぎよ。身体がチーズ臭くなっちゃう。
    だいたい料理に手を抜きすぎよ。マクドとピザばかりで済ます家庭も多いのよ。

京子:スーパーで買い物している女性たちを見ても手間のかからない加工食品がほとんどよ。
   あれで家族の健康がまもれるのかしら。

富士子:そうよカロリーばかりで必須栄養素が欠けているから子供たちが切れやすいんだわ。
    何かというとすぐローファットにこだわるのに砂糖漬けのようなケーキやドーナツを
    デザートに食べるし砂糖は体内で脂肪になるって知らないのかしら。

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アンナ:健康食品だって言うのでトウフを試してみたけど噛み応えが無いし味も無かったわ。

リンダ:そうよ日本食ってほんとに奇妙なものばかり食べるの。納豆なんて腐った豆もあるし
    タコまで食べるの。あのイボイボの脚をそのまましゃぶるなんてぞっとするわ。
    それに卵を生で食べるのよ。熱いライスにそのままトッピングして食べるの。

アンナ:やめて!あんなぬるぬるしたものをそのままなんて。ヘドが出そう。
    それにミソスープなんて毎日飲むから変なにおいがするわ。

リンダ:テレビで見たけど猛毒のフグをわざわざ食べるんだって。
    毒を承知で食べるなんてどういう人たちかしら。

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京子:わたしねアメリカ人って合理的な国民だって聞いてきたのに考え直しちゃった。
   だって夏になると毎週延々と芝刈りに労力を費やすの。あんな生産性の無い労働を
   毎年かわらず続けているのが理解できないわ。そりゃ芝に覆われた広い庭はきれい
   だけどそれなら伸びない芝を開発すれば良いんじゃない。

富士子:そうよね。日本の芝は横に広がってあまり上には伸びないもんね。
    ピストルだってそうじゃない。護身のためだって言っているけど何も相手を殺すほど
    威力のある武器なんかいらないわ。それこそハイテクの応用で相手の攻撃能力を
    無くす新型のピストルを開発すればいいのよ。いつまでも鉛の玉と火薬の爆発に
    こだわるなんてどこが合理的な国民よ。

京子:そうよ。携帯電話だっていまだにどっしり重いまるで軍隊が持つようなタイプよ。
   あれでは庶民が日常持ち歩くのはまだ無理よ。

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リンダ:わたしね日本人って礼儀正しい民族だって思っていたけどとんでもない思い違い
    だったわ。スーパーの駐車場には一応車イス利用者用の場所があるのだけど
    単なる飾りでみんな勝手に車を停めているのよ。
    それに狭い店内の通路でも他人を押しのけるように割り込んで声もかけないのよ。

アンナ:テレビで見たけど日本って酔っ払いと喫煙者の天国で身障者にとって地獄なんだっ
    て。毎日何処でも酒が飲めるし酒の上のトラブルは大目にみてもらえるんだって。
    それと男性が集まるところ煙だらけ。喫煙者が多数派なもんだから嫌煙派は文句も
    言えずに我慢しているんだって。

リンダ:日本ってまだまだ福祉の後進国ね。

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京子:アメリカって宇宙開発では世界のトップだしコンピュータも世界一普及しているから
   みんな学力があると思ったら大間違いよ。あれは一部の人だけで大部分の人たちは
   まともな文章は書けないしスペルは間違いだらけ。それに計算だって弱いのよ。

富士子:だいたい学校の休みが多すぎよ。6月の初めから8月の終りまで延々と夏のあいだ
   続くのよ。これじゃせっかく覚えた知識もみんな忘れて覚えなおしよ。
   それに12月は早くからクリスマス気分で勉強は上の空だし。

京子:ほんと。こっちのクリスマスはどうしてあんなにプレゼントをするのかしら。
   およそ役にも立ちそうにない物を山ほど贈りあってゴミが増えるだけよ。
   贈られたものを返品して換金することも多いのよ。それなら最初から断ればよいのに。
   自分たちがデパートの商魂に利用されていることに気づかないのかしら。

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リンダ:日本の教育って就学率は世界でトップだって言うけど質では問題だらけなのよ。
    クラスの半数以上は授業についてゆけずにただ退屈な時間をすごしているだけ。
    だって先生の授業方法が一方的にしゃべるだけなのよ。なんでも質問されると
    答えられないから生徒に余裕を与えないんだって。

アンナ:こちらに来た日本人の元教師が言っていたけど自分だけ熱心に生徒を教えると
    他の教師が嫌がって意地悪するんだって。だから他人より抜きんでた指導がし辛い
    そうよ。日本には出るくぎは打たれるってことわざがあって人より優れていると
    みんながいじめるので帰国子女なんかわざわざ英語の時間では日本式の下手な発音
    をするそうよ。

リンダ:まったくあきれた学校ね。そんなことではますます頭脳の海外流出が続くわね。

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京子:いったいアメリカの学校はどうなっているんでしょうね。学校へピストルを持って
   くるし無抵抗な生徒に銃を乱射する事件が毎年あるし全く狂気の沙汰だわ。

富士子:そこまで行くのは極端な例だけど高校のバスケットボールの試合だって警察官が
    ガンを携えて警備に立っているのよ。日本のスポーツ試合では考えられないわ。

京子:とにかく子供が切れやすいのよ。幼少の頃からバスケットの試合で相手を負かすこと
   に必死になるから健全なスポーツ精神が育たないわ。それだからアメフトなんて
   闘争精神を煽り立てけんかをするようなスポーツをみんなが好むのよ。

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アンナ:日本の小中学生って学校以外に別の学校に行くそうね。

リンダ:そうよ、塾といってほとんどの生徒が学校が終わってから更に勉強に行くのよ。

アンナ:どうしてそんな無駄なことをするの。そんなにたくさん頭に入らないでしょう。

リンダ:親が安心するからだって。それと友達が行くから右へならえの個性の無い日本人の
    性格のあらわれよ。でも学校の先生より塾の先生の方がわかりやすく熱心なことも
    多いそうよ。だって生徒は塾の大切なお客さんだから評判を落とすと大変だもの。
    それで日本の親達は教育費が法外な支出になるので子供を1人かせいぜい2人に
    押さえるそうよ。

アンナ:まあかわいそう。子供が多い社会は生き生きして大人も元気付くのに。

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リンダ:ねえ日本の兵隊って太平洋戦争中とんでもないことをやっていたんだって。
    占領中だった朝鮮から数千人も若い女性をだましたり無理やり連れて来て兵士たちの
    性奴隷にしていたんだって。病気で亡くなったり敗走する軍に密林に置き去りに
    されて無事に祖国にたどり着けた女性は数えるほどだったそうよ。

アンナ:だいたい日本の男性は横暴で女性をモノとしかみていないのよ。だからそんな
    残酷なことができるんだわ。

リンダ:日本の家庭にホームステイした人に聞いたんだけど食事の後片づけを主婦だけが
    やるんだって。子供は勉強しなさいって子供部屋に逃げていくし夫は寝っ転がって
    テレビを見ているのよ。

アンナ:けしからんわね。私だったらそんな夫すぐに離婚してやるっ。

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京子:わたしね最初キリスト教徒って人類愛に満ちた人たちだと思っていたの。
   だけどアメリカの歴史を知ってそれがとんでもない思い違いだって知ったの。
   だって平和に暮らしていた先住民のインディアン達を軍隊を使って追っ払って住み着
   いたのよ。自分たちは肥沃な土地を奪って彼らには寒くやせた土地にしか住めなくした
   ものだから病気や飢えでインディアン達は殆ど滅び去ったの。

富士子:そうよ。誰にも迷惑をかけずに平和に暮らしていたアフリカの人たちを首に縄
    つけて無理やり船に詰め込んで荷物のように運んだのよ。糞尿まみれの船底に
    ぎっしり詰め込んだから半数はアメリカに着くまでに死んだそうよ。
    何人が奴隷として連れてこられたかわからないほどずさんだけど数千万人はいたそ
    うよ。そして農場で奴隷をこき使っておきながら自分たち白人が豊かなアメリカを
    創りましたなんてとんでもないわ。

京子:まったく肌の色が違うだけでどうしてそんなことができるのかしら。白人なんて悪魔
   の民族だわ。白人男性っていうだけで熱を上げる日本女性が嘆かわしいわ。

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アンナ:ねえ日本の会社って男性中心のセクハラ社会ってほんとう。

リンダ:そうよ管理職に女性はほとんどなれないし責任ある仕事はもっぱら男性がやるの。
    女性が管理職になるには家庭を犠牲にするほど働かないとだめなの。
    それに下品な男性上司が多くいて酒の席で卑猥な言葉で女性に言い寄るそうよ。

アンナ:なんてことなの。そんな男や会社は裁判にかけて徹底的にやっつけなくっちゃ。
    だいたい東洋の宗教は男女平等じゃないのよ。
    だからいつまでも女性の地位が上がらないのよ。

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京子:アメリカって自由で平等な国だっていうのはとんでもない思い違いよ。
   会社ではまるで中世のお城みたいに身分が決まっているの。
   マネージャーの命令は絶対だし下っ端の労働者は何年いても昇進できないし
   そうかと思うと大学出ただけの何にも知らない馬鹿がすぐにマネージャーよ。

富士子:日本の終身雇用制度は昨今批判されているけどあれは全ての従業員に平等に
    昇進の機会を与える素晴らしい制度よ。やはり現場の苦労を知らないものが
    管理者や社長になっても誰もついて行かないわ。

京子:アメリカみたいに2−3年で会社を変わっていたら仕事も覚えないし愛着もわか
   ないわ。実力を売り込んで転職するんだってかっこよく言っても実際は一部の人
   だけで大多数の転職者は嘘八百であたかも経験があるように見せかけているの。

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アンナ:日本の会社員って何十年も同じ会社に勤めつづけるそうね。

リンダ:そうよ、それこそ死ぬまで同じ会社に勤め上げるのが日本の美徳なんだって。
    まるで中世の王室の家来みたい。

アンナ:それじゃ能力を活かせないじゃない。きっとお局さんみたいな嫌な奴が上司に
    居座っていても逃げるに逃げられないのと違う。

リンダ:会社を変わると給料が減るのよ。だからみんな我慢しているの。
    それに何度も会社を変わる人は信用がなくなるそうよ。
    それをいいことに会社は従業員に単身赴任や転勤など無理難題を押し付けるのよ。
    まったく会社の奴隷よ。哀れだわ。

アンナ:ああ私日本に生まれなくて良かった。

リンダ:それにね会社が終わってからも上司と部下の関係が続くのよ。
    夕食を一緒に食べているときも課長とか係長とか役職で上司を呼ぶのよ。
    まったく馬鹿じゃないかしら。

アンナ:日本の会社が民主化するのはまだまだね。

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こうして日米文化のけなしあいは果てしなく続くのであった。
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