2015年カリフォルニアの旅
10年ぶりにアメリカを訪れることになった。
カリフォルニアのシリコンバレーに在住している息子夫婦に息子が誕生したので3週間の日程で訪問することにした。

期間は5月18日から6月5日となった。

我が家が完全に留守になるので96歳になる母親は施設にショートステイの手続をし、
飼猫はもともと戸外を自由に行き来しているので軒先に餌場を作り給餌機をセットした。

それでも不安なので、監視カメラをセットし、スカイプの自動着信機能でアメリカからでも餌の残量等モニターできるようにした。

出発の朝、留守番の雰囲気を感じたのか猫は何となくさびしそうだった。
今回はセントレア->成田->サンノゼ空港と
乗り継ぎも入れると約12時間の旅となった。

10年ぶりの国際線の旅である。
この間パスポートにはICチップが入りチケットも電子化した。

渡米にはESTAという不審者発見用の手続きを事前に済ませる必要もあった。

何ら問題なくサンノゼ空港に到着、
5月の風がさわやかで街路にはジャガランダのうす紫があふれていた。
息子たちの家に到着、初孫と対面!
生後5箇月である。
シリコンバレーとは半導体産業の中心地から
名付けられた通称でサンノゼ、サンタクララ近郊の
広い範囲に及ぶ。
サンフランシスコから車で1時間ほどだが、南北の山脈のおかげで雨が少なく、いつも快適な気候である。

比較的裕福で教育レベルも高く、昨今は物価も家屋も
どんどん値上がりしている。
息子宅(手前)の右の邸宅は1億円位になっているそうだ。
孫と近くの公園までお散歩、住宅地で公園もいくつかある。
韓国系スーパーには日本からの食材も豊富に置いてある。多民族都市で、米国人以外にインド系、アジア系
メキシコ系も目立つ。
満開のジャガランダの花弁はこんな感じ。
この後、種袋が出来る。

北米よりも特にアフリカで普通に見られる樹木だが
日本では気候が合わないようだ。

世界のTOTOはこちらでも普及してきた。
REAR FRONTの記載が面白い。
初孫に贈った鯉のぼり
オレンジもレモンもザクロも庭にあふれている。
お隣の敷地からも、自由に取ってください状態。
裏庭は他所からみえないので、洗濯物も自然乾燥。
日光消毒で気持ちがいいし、省エネにもなる。

乾燥機もあるが毎日からっとした天気で
必要はなさそうだ。

ゴミの回収は右ハンドルの専用車で週一にやってくる。
運転手一人だけでロボットアームを操作し一瞬のうちに
中身だけ回収していく。

青のコンテナーはプラスチックや金属などリサイクル
黒は埋め立て用一般ごみ
緑は芝生や樹木専用である。
土地が広いこちらでは焼却はしないそうだ。

ゴミ回収車の運転手の見事なテクニックが
撮影できた。
喰っちゃ寝ではよろしくないので30km程のツーリング
あちこちに自転車コースも整備されている。

ワイルドフラワーが咲き乱れていた。

ウォーキングもしなきゃ!
家から2時間かけアップル本社まで歩いた。

帰りも2時間かけて、戻ったら靴ずれができた。

広大な敷地に新しいアップルの社屋を建設中。
来年には宇宙船を連想させるような建物ができる。
NASAのミュージアムに家族で出かけた。
むかし懐かしい展示がたくさん。
月面着陸からもう半世紀近くたった。
日本街も近くにある。
寿司でも豆腐でもなんでもある。
これは韓国系焼き肉食べ放題レストラン
自分の好みで盛り上げた皿から大きな鉄板で
一気に焼き上げてくれる。
具のいっぱい入った焼きそばに近い。
さて?これは?
アップル本社のカフェテリアでランチ

社員家族のパスを取得してから入った。
内部は撮影禁止であるが、メニューは健康食で
さすがクオリティが高かった。

3週間の間、自宅の猫の様子は遥かアメリカからモニターしていた。

周囲の音も入ってくるので、カラスの鳴き声や餌箱の様子もわかって安心だった。

シリコンバレーを一望できる山までハイキング
ふもとから300mほどの標高差だけど眺めは最高だった。
なんと言ってもカリフォルニアは果物の宝庫
ラズベリー、ブルーベリーもふんだんに食べれた。
オレンジも無尽蔵にあるから、しぼりたてのジュースも
このとおり。
スーパーに置いてある自動ジュース製造販売機
ファーストフードも体験したが最小サイズでも
この通り、食べきれなかった。
これまた半分で充分だ。
こちらは定番の観光ポイント、ゴールデンゲートブリッジ

 

太平洋に沿ったウォーキングコース
眺めもいいしスリルもあって、楽しいコースだ。
世界の名門、スタンフォード大学を訪問
美術館も充実している。
スタンフォード大学のシンボル、フーバータワー

芝生には見るからに世界の頭脳らしい若者たちが
座り込んで自由に語り合っていた。

フーバータワーから見た大学の建物群
スタンフォード大学近くのアップルストア

最新のモデルが体験でき若者たちで賑わっていた。

そこそこフォーマルなレストランでの夕食
結局半分しか食べきれず持ち帰った。
毎週土曜日に開かれるファーマーマーケット
道路を閉鎖してテントが並ぶ。

農家のおばさん、おじさんたちが野菜等を売る。
大根を買ったら「ダイコーン」「ダイコン」だって。
日本名が英語化したようだ。

ブルーベリーやチェリーなど、どっさり買い込んできた。

毎日、ふんだんに食べれたチェリーなど。
安いし美味いし、ハッピーだった。
こちらはインド系のレストランのランチ
ビュッフェ形式で自分で盛り付けるが
スパイシー過ぎて選びそこねもあった。
今度は車に自転車を積み再びサンフランシスコへ
こんな坂道によく街を造ったものだ。
芸術家が住みつくような風光明媚な海辺のまち。
思いっきりシーフード

これは口にあった。

ゴールデンゲートブリッジを見降ろす山の上から
急坂を一気にツーリングで降る。
片側は海、片側は広い牧場が続き快適である。

 

絶壁の灯台までウォーキング

もう灯台の役目は終え観光の対象である。

楽しかった3週間も過ぎ帰国も近い。

お土産にドライフルーツを物色する。

チーズも美味しいが種類が多すぎてたいへん。
帰国の日が来た。
サンノゼ空港の遥か遠くにはヨセミテの山々が見える。
何のトラブルもなく、自宅に帰り着いた。

留守番をしていた飼い猫のスリスリが延々と続く。
嬉しそうだ。

初孫との家族写真
額に入れて飾ろう。
息子夫婦の至れり尽くせりの心づくしで楽しく充実した3週間だった。
もし数年後、再び渡米する頃には孫も大きくなっていることだろう。
最後までご覧いただいた奇特な方に感謝いたします。
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