Amaniとはスワヒリ語で「平和」

 

        市橋隆雄、さら・ハンナ、誉主有、栄麗也、リベカ、ノア    2002年12月                  
                                
Merry Chrismas and A Happy New Year!

この1年も皆様のご支援とお祈りによって支えられましたことを、心より感謝いたします。
新しい年が皆様にとって、祝福の多いよき年となりますようお祈りいたします。

ケニヤでの働きもやっと15年目を迎えました。昔習ったドイツ語の唄の中に{それでも人生にイエスと言おう}という一節があります。具体的な働きをする中で、大切に思っていることは、人々がどのような状況にあっても、人生を逃げずあきらめず、積極的に取り組めるよう、共に生きる中で励まし続けることです。そして、キリストの愛を伝え、生きる喜びを共に分かち合える関係を育てることです。、

キューナ教会:キリストが人々に仕えられたように、キューナ教会もキリストの体として人々につかえる群れでありたいと思っています。国籍、部族、生活環境を異にする80―90人が、共に礼拝し一つの目的のために生きています。近隣のスラム地域や、ケニヤ北部の遊牧民サンブル族の村に対す伝道と援助のプロジェクトを行っています。


コイノニア・コミュニティー・センターのオープン:

キバガレと呼ばれるスラム地区と、中流の住宅地の中間にある一軒の家を借りました。[コイノニア]とは交わり、分かち合いの意味です。スラムに住む人々に教育プログラムを提供する教会付属の地域センターです。伝道映画会によって導かれたスラムに住む青年達に、聖書を教え、仕事のない彼らに、仕事を得るために必要な身分証明書を取る手助けをし、仕事を紹介し、職業訓練をしています。1月からはコイノニア幼稚園が始まります。活動は教会に集まる人々によって運営されます。特に、医者や、弁護士などの職業の人々は、自分達の専門分野でアドバイスをし、またプロジェクトの運営資金をケニヤ内で捻出するために働いています。
バレーボール伝道:教会の青年達がバレーボールチームを作りました。近隣の住宅地やスラムのチームと親善試合をしながら、伝道するプログラムです。試合の後にメーッセージをします。このプログラムを通して、ケニヤの教会には珍しく、たくさんの男性が教会に集うようになりました。
サンブル母子衛生、生活改善プロジェクト:ケニヤ北部のサンブル族は未だに昔ながらの伝統的生活を守っています。それが人々の生活を貧しくし、子供達の健康状況を悪くしています。地元の教会と協力をして、地域の衛生教育プロジェクト、生活改善プロジェクトを展開しています。ナイロビから400キロはなれた現地を訪れ、またプロジェクトに関わる人々をナイロビに招き、共に計画を立て、実践します。ゆっくりですが確実に成果が上がってきています。看護婦である牧師夫人がリーダーとなり母親学級を開き、基本的な家庭での衛生に関して教えました。また従来家畜と共に寝起きしていた不衛生な家に改造を加え、窓を増やして換気を良くするなどしました。少しずつ農業も始めました。少しでも栄養のある野菜を自給するためです。もともと遊牧民である彼らは農業をしたことがありませんが、女性達が積極的に取り組んでいます。このプログラムは、サンブルの人々を励まし、共に重荷を負うことが目的です

キューナ幼稚園:

キリストの愛に満ちた幼稚園を作りたいと願って6年目です。ナイロビでトップクラスの幼稚園と評価されるようになりました。120名の園児の中には障害児が数人います。一人一人の子供達に対してきめ細かい配慮ができる保育をするために、教師、アシスタント、その他のスタッフがそれぞれの仕事にプロとして、より高い技術の習得と練達を願いつつ教育内容の向上を目指します。

コイノニヤ幼稚園の開設準備:

2003年1月コイノニア・コミュニティー・センターの中に新しい幼稚園を始めます、キバガレ・スラムに住む子供達の為の幼稚園です。ナイロビのスラムにはたくさんの幼稚園がありますが、その教育内容は全く貧しいものです。まず教師の質に問題があること。経済的理由から、施設が貧しく、本やおもちゃはもちろん紙、鉛筆クレヨンなどの教材が無いところがほとんどです。貧富の差の激しいケニヤでは、貧富の差が教育の差になっています。私たちの目指す新しい幼稚園は、キューナ幼稚園が比較的豊かな家庭の子供達に提供しているのと同質の教育を提供することを目指します。先生たちはキューナ幼稚園ですでに訓練と経験を得た女性達が派遣されます。
この幼稚園を開くために、さまざまな準備をしてきましたが、最初の月の家賃、家具を作るための資金は、キューナ幼稚園の父母であった日本人の方々からの献金によって支えられました。
この幼稚園の月謝は1ヶ月約350円ですが、実際は子供一人に毎月2000円かかる計算です。
教育内容は勿論ですが、健康管理指導にも重点をおくために、栄養化の高い給食を出し、定期健康診断等も行う予定です。どうぞこのプロジェクトを応援してください。

日本人聖書の会:

今年は日本への出張や、教会のプログラムのために日曜日の午後が忙しくなりましたが、シオン・キリスト教会からの宣教師である岸田悟先生が月に1、2度メッセージをして下さり、毎週聖書の会を行うことが出来ました。また、8月には、ケニヤ在住の日本人宣教師達の研修会を行い、それぞれの働きへの理解を深め、励まし合うことが出来ました。

デイスター大学:

今年は修士課程で教会成長論、伝道と弟子訓練、世界宣教の神学といった科目を教えました。このコースに参加した学生は、ソシャル・ワーカー、会計士、弁護士、牧師といった社会の中で責任ある立場の人々であり、また教会でも指導的立場にある人々でした。授業は活発な議論が展開され、教えながらも共にさらに学ぶ場であったことを感謝しています。

市橋家族の生活の為に

以上の働きは、5人の子供達を含め市橋家族7人が思いを一つにし、ケニヤの人々と共に行っていることです。何一つ私達だけでしていることはありません。いつもクリスチャンの人々とチームになって働いています。それぞれのプロジェクトでのチームメートの顔ぶれ、生活の背景は違っています。私たちが日本人であるがゆえにできること、できないことがあります。
私たちがケニヤでこれらの働きを続けられるために、まず家族が生活していかなければなりません。子供達も教育していかなくてはなりません。そのためには、経済的な支えが必要です。
東京の品川教会が、子供達の教育費をサポートしてくださている事は多きな感謝です。また、三重県亀山市を中心に、市橋隆雄を支える会の方々、多くの友人が協力していてくださっています。
今後も私達家族がケニヤでの働きを続けていけるために、皆様のご理解と支援をお願いいたします。
ハンナー18歳 日本人の高校生に英語を教え、1月からはコイノニア幼稚園でボランティアをします。
ヨシュアー15歳 勉強とスポーツに忙しい中で、寸暇を惜しんでコンピューターゲームをしています。
エリヤー13歳、この1年間で突然背が伸び、声変わりをして大変身。学校では面倒見の良い親分です。
リベカー7歳 ステージ度胸抜群で、歌もじょうずで、表現力も良く将来は舞台の方面で活躍かな?
ノアー6歳 見かけいたずら、中身はチョウ真面目男、9月から1年生になり、体育が最も得意です。

献金振込先 
市橋家族への支援   東京三菱銀行 品川駅前支店 普通預金 4453534 市橋隆雄
プロジェクトへの支援 東京三菱銀行 品川駅前支店 普通預金 1329353
口座名 「アマニファンド市橋隆雄」

Takao & Sara Ichihashi
P.O.Box 772 Village Market 00621 Nairobi Kenya  Tel 254 -2- 582756
e-mail  ichihashi@nbi.ispkenya.com  HP  http://www.kdn.ne.jp/~amani/

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