我が家の耐震工事 設計編

きっかけ

診断

亀山地震

設計依頼

準備・解体

工事開始

完成

費用

私のプロフィール

耐震工事とは地震で絶対壊れないようにするのではなく、避難する時間を確保するのだという。
確かに人命保護の点からはそうだろうけど、退職後で今後の資金のあてもない自分たちには
耐震対策をやらずに倒壊し住む家がなくなるのと、補修してでも使えるのではまったく違う。

補修(補強)工事はすじかいを入れるのかと思ったが今の主流は長方形の合板を多数の釘で壁面に取り付け面として補強するそうだ。ところが実際は土壁をいったんめくりその合板の入るスペースを作り天上まで、あるいは床面まで覆うためとても素人でできることではない。特に和室で大きく南に開口部がある場合はもともと壁面がないので合板を取り付けると部屋が暗くなり、施主の理解が得られず苦労するそうだ。

壁面ばかりでなく土台(基礎)も大切で我が家の場合は一部基礎コンクリートの増設をした。また基礎と柱を鉄材で連結するので基礎コンクリートにケミカルアンカーも打ち込んだ。
壁面の補強は1階だけで2階については必要なかった。工事期間は約2〜3週間、中央の和室2部屋は壁もむき出し天井も床もめくってすごい状態だったが、居間と台所、バストイレの使用には支障なく、生活にはまったく問題なかった。

下の図の赤い部分に補強の平板を入れた。ちょうどこの上に2階部分が乗っている。