自分史  41〜45歳

 

09自分史 41歳〜45歳  
<子離れと共に管理職として    1990〜1994年>

この頃には職場でも組合役員を離れ管理職としての責任が出てきた。
子どもたちも中学に進み広域の友人たちと付き合うようになり親離れしていった。

仕事では、いくつかの難しいプロジェクトも担当し、やりがいもあったが苦労も多かった。
社会ではバブル期を迎えやがてバブルがはじける激動の時期でもあった。
仕事は楽しかったが管理職の集まりでの飲み会や勉強会は不本意で辛かった。

この頃から趣味だった無線からも徐々に離れ休日には鈴鹿の山々を彷徨し始めた。

仕事ではどうしてもデスクワークが多くなり、糖尿病の予備軍と診断されたことも山歩きに趣味をシフトさせた。

昔から自分が一度も踏み入れていないルートにあこがれていたので、単独行ばかりで自由気ままに歩いた。
愛読したのは西尾寿一氏の「鈴鹿の山と谷」、全6巻を買い揃え、のめり込んだ。
今ならGPSが使えるが当時はコンパスと地図がすべて。ただ道迷いしても単独行の気楽さで何とかなった。

自然と足腰も強くなり猛暑の夏から雪山まで全シーズンを通して約25年余り、かなりハードな山歩きもこなした。
スポーツと称するものは大嫌いだが登山はスポーツにあらずと今でも思っている。
登山は競技ではない。大自然に抱かれて幸せを感じる、それで十分だ。

愛読した「鈴鹿の山と谷」

地元の秘境「100m大滝」も踏破                          雪の入道岳

9--41〜45歳 終わり